座席表は影の主役

地方巡業では、それぞれの会場に合わせて座席表が作られます。

この座席表がないとチケットの印刷をすることが出来ませんし、当日はお客様がどの座席に座ったら良いか分からず右往左往してしまうことになります。

今回は地方巡業の影の主役と言うべき「座席表」について、その裏側をご紹介します。

座席表はどんなもの?

まずは実物(とは言っても、まだ座席案に過ぎませんが)をご覧下さい。

どんな会場でもアリーナ部分のサイズ資料はありますが、それでも事前に会場の正確な大きさをレーザー測定して、実際に座席を割り当てる座席エリア部分を特定させます。

これは壁から突き出している柱部分があったりする場合、資料に書かれている広さより実際に使えるエリアが狭まることがあるからです。

ここで測定したデータをもとにして実際に座席表作成が開始します。

座席表は誰が作るのか?

ここではやはりその道のプロにお願いするのが一番です。そして、その道のプロとはもちろん土俵設営の業者さんです。

業者さんは会場となる体育館の測定データを豊富に備えています。実際に測定を行うのは今までに地方巡業を開催したことのない体育館となりますし、現実に開催には至らなかったものの、測定までは済ませてある体育館も数多くあります。

測定データが準備できると、このような座席表を作成していただけるのですが、半日もかからずに完成してしまいます。

体育館の2階部分にある固定の椅子席はそのまま利用することが多いのですが、土俵からの距離に応じて座席の種類や料金が異なるため、椅子席にもともと割り当てられている座席番号を使うことはほとんどありません。独自にその興行用に座席番号を割り当てることになります。

座席表が完成したら

座席数を数え、これらをもとにしてチケット料金を決定します。

ただ、この点も実はあまり勧進元が労力を割くことはあまりないと思います。なぜなら、作成していただいた座席表をもとにそれぞれの座席数と料金案をエクセルで使いやすい資料として座席表の図面と一緒に提供していただけるからです。

席種ごとにチケット料金の金額を変更すると、その変更した金額に応じて、トータルのチケット売上額を算出してくれるようになっているので本当に便利です。

このあたりまで準備が終わると、その座席表をもとにチケットを販売して興行しても良いか消防署に許可を取ります。消防署から使用許可が取れれば、あとは最終的にチケット料金を決めることになります。

座席の大きさや通路の間隔は?

溜席やマス席の1人分の大きさは65センチ四方となっています。また目の前の座席との通路幅は40センチになっています。マス席と椅子席の間の通路部分については50センチと座席間の通路よりやや広めです。

座席番号の割り振り方も決まっていて、座席から土俵方向を見て、右側から左側へ向かって座席番号が大きくなっていきます。

これは本場所も地方巡業も同じです。これを知っておけば、自分の座席を探すのが簡単になりますよ。

このようにして座席表を作り、チケット販売に向けて勧進元は準備を進めていくのです。


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