地方巡業では、多くの場面で印刷屋さんの力を借りることになります。
今回は街の事情通というべき存在の印刷屋さんの凄さをテーマにしてみます。
地方巡業に欠かせない印刷物
入場チケットにパンフレットやポスター。さらには各座席に貼られている席番シールに至るまで印刷屋さんにお願いする印刷物は多岐にわたります。
特に入場チケットや席番シールは同じものが一つとない連番ものになりますので、素人が簡単に作れるようなものではありません。
さらにデザインもある程度凝ったものにする必要があります。このような時に頼りになるのが、当然のことながら印刷屋さんです。
よく街中で見かけるチェーン店のスピード印刷のお店は早さと安さが魅力ですが、お願いできるデザインはテンプレートで用意されているものを指定することがほとんどです。オリジナルデザインを依頼するとなると、逆にコストが掛かってしまうことが多々あります。
逆にデザイナーを抱えているような専門の印刷屋さんは素晴らしいデザインを作ってくれますし、レイアウトなどについても当然相談に乗ってくれます。
これは先日、わたしの実行委員会で使うために作っていただいた封筒ですが、印刷屋さんが使う業務用フォントには相撲字も含まれているそうで、このような見事なデザインの封筒を仕上げていただきました。
今回は使いませんでしたが、実はもう一つ素晴らしいデザイン案も作っていただいており、今後はそのデザインも併用していく予定です。
印刷屋さんの知られざるスキル
色々な紙材で印刷物を作っている印刷屋さんですから、当然のことながら紙の材質については相当の知識を持っています。
サンプルとなるものを持っていけば、同じ材質の紙を特定してくれることがほとんどです。
しかし、そのような知識をさらに盤石なものにするための測定器具も揃っているんですね。
残念ながらその器具や使っているところを見せていただいたことはありませんが、その器具を使うとサンプルの紙の紙質や厚さなどを精密に測定してくれるようです。
わたしは知人が勧進元だった巡業のパンフレットをサンプルとして持参しましたが、その器具を使って、わずかな時間でそのパンフレットで使われている紙の情報を得ていました。
コピーにも強い
ところで、可能であればサンプルとして持参したパンフレットを提供できたら良かったのですが、資料としてまだまだ使う機会が多いので、最初はとりあえずコピーを取って資料としてもらうことにしました。
すると、紙質は異なりますが、あっという間に見た目は全く同じパンフレットが完成してしまったのです。
これはかなりすごいと思います。今のわたしにはまだ思いつかないだけで、この技術は様々な場面でわたしも活用できるんじゃないかと言えます。
印刷屋さんの優れたネットワーク
今回の巡業を準備していくのにあたって、会社の名刺だけでなく実行委員会名義の名刺も作りました。
この名刺は今回ご紹介している印刷屋さんに作っていただいたのですが、地方巡業の勧進元に限らず、多くの独立起業をされる方がまず最初に準備するものは名刺だと思います。
この最初に作る名刺は地元で長く営業している印刷屋さんに依頼するのが一番だと思います。
その理由は独立起業した人に限らず、働く人の多くは名刺を持ち歩いています。そして、名刺を作る人の職種はそれこそ多種多様です。
そのような方々に名刺を提供している印刷屋さんであれば、その人脈はハンパじゃありません。
仕事のことで相談すれば、力になってくれそうな会社や人を紹介してくれることもあるでしょう。わたしも今回の巡業の件で、様々な会社や人を紹介していただきました。
こうして、人のつながりを活かして事業が軌道に乗ったら、次はその人がまた印刷屋さんから力を貸してやってほしいと頼まれる。このような好循環の源となっているのが街の印刷屋さんだと思うんです。
いつでも相談に乗ってもらえる印刷屋さんがいると、仕事も楽しくなっていきますよ。
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