閑話休題 横綱の存在

平成最後の名古屋場所は3横綱が休場する中、関脇の御嶽海が初優勝を14日目に決めました。

そんな中、名古屋場所の後に行われる夏巡業に今場所休場していた3横綱が全員参加するというニュースが流れてきました。

特に稀勢の里は8場所連続休場中ですから、巡業を休んで治療に専念してほしいと思う気持ちと、巡業でしっかり稽古を積みながら体調を整えてほしいという気持ちの両面がありますが、果たしてどちらが稀勢の里にとって正解なのかは神のみぞ知るところなのではないでしょうか。

ただわたしも近々勧進元として巡業を開催させていただく身ですので、この夏巡業の勧進元さんの方々の心中を察すると横綱には元気な姿で巡業に来てほしいと願っている勧進元さんばかりだと容易に想像できます。

地方巡業は勧進元にとっては紛れもなくビジネスの世界です。

そしてこのビジネスの成否を左右するのは間違いなく横綱の存在です。

前回、スポンサーさんの話をしましたが、当然のことながらパンフレット内の広告では横綱のページがそのスペースを考慮した場合、最も高額の広告スペースとなります。

しかしながら、その最も高額と言えるスペースに対して、スポンサーさんから真っ先に申込があり、先に埋まっていくのが現実なのです。

となると、その巡業に参加できるかどうかは別としても「番付上に横綱が何人いるか?」というのは勧進元だけにとどまらずスポンサーさんにとっても非常に重要な問題となってきます。

もし横綱3人分に対して広告枠が全て埋まっている場合に、巡業開催までに横綱が1人でも引退してしまうと深刻な問題となってしまいます。

そして、横綱の存在はスポンサーさんに対してのみ影響するものではありません。当然のことながら、当日の来場者の方々にも及びます。

お目当ての横綱が参加しないとなると、平日開催の多い地方巡業へ足を運ぶお客様は一気に減ってしまいます。開催直前のチケットの売れ行きを左右するものになってしまいます。

本場所同様に地方巡業でも横綱は多忙です。当日の開催プログラムでは横綱による横綱土俵入りに限らず、綱締め実演が行われたり、関係者との記念撮影などで休む間もなく動き回られます。

つまり、横綱という存在は横綱自身だけではなく多くの人を動かす存在なわけです。

怪我の治療に専念したいという横綱の気持ちを尊重することが出来ず、興行面を優先させて参加を願う勧進元さんの気持ちもわたしは理解できます。

その一方で、やはり明らかに体力の衰えでもない限りは、体を念入りにケアして強い横綱としてあり続けてほしいというただの一ファンとしての気持ちも当然あります。

この記録的な酷暑の中、巡業に参加される力士の方々には、くれぐれも元気でいてほしいと願いほかありません。

そしてハードスケジュールの中、お越しいただくわけですから、わたしが開催予定の巡業では少しでも参加力士の方々のためになるような万全の準備をしてお迎えしたいと誓っているところです。


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