一度は試してみたいお茶屋さんのコストパフォーマンスは?

今は本場所中ですので観戦に行かれている方も多いと思います。

相変わらずの相撲人気の影響でチケットは毎場所発売開始日に完売しているようですが、そのようなチケット争奪戦から開放されたい人はお茶屋さんを使うことが多いと思います。

しかし、お茶屋さんを使うと高いのではないかという不安がよぎるかもしれません。

今回はそんなちょっと敷居の高そうなお茶屋さんのことについて紹介してみます。ここでは特に断りのない限り、今回のお茶屋さんは両国国技館で営業されているお茶屋さんのことだとお考え下さい。

お茶屋さんとは?

お茶屋さんの正式名称は現在では「相撲案内所」で、両国国技館では「国技館サービス株式会社」という会社の一組織としてそれぞれほぼ独立運営されています。

このほぼ独立というのがややこしそうですが、立場上は国技館サービスに属しているものの、営業の自由があるという感じでしょうか。世間一般では持株会社の傘下にある会社と同じような捉え方をすれば良いかもしれません。

両国国技館内には全部で20軒のお茶屋さんが営業されていて、それぞれ1番~20番までの番号が割り当てられています。この番号で「**番さん」と言っても通じますし、昔から代々続いている屋号で呼んでももちろん通じます。

そして、それぞれのお茶屋さんには昔から親密な関係にある相撲部屋の存在があります。

お茶屋さんを利用するには?

建前上は誰もが利用できることになっていますし、実際に相撲案内所チケット窓口が電話などでチケット購入の受付をしています。

しかし、このシステムでチケットを購入する場合、一般的なチケットの購入方法とさほど違いはないと思います。チケットはあくまでも先着順での販売になりますので、チケットを確実に購入できるかどうかは分かりません。

いわゆる「お茶屋さん」のサービスを受けたいと思った場合には、やはり直接お茶屋さんから購入するしかないのですが、ここで大きな壁が登場してきます。

それは花街の世界のお茶屋さんと同様に「一見さんお断り」という風習ですね。わたしがお世話になっているお茶屋さんの出方さんに聞いても、全く付き合いのない一見さんにいきなりチケットを売ることはないそうです。

つまり誰かにそのお茶屋さんを紹介してもらう必要があるということになります。

この時の紹介者として最強なのは当然のことながら親方です。そして相撲部屋の後援会、そのお茶屋さんの常連さんという序列になると思います。

親方や後援会を通じてお茶屋さんからチケットを買った場合、観戦当日にお茶屋さんに顔を出せば、それだけで普通にお茶屋さんのサービス対応をしてもらえるはずですが、常連さんに紹介してもらう場合でしたら、なるべく最初はその常連さんと一緒に観戦に行き、まずは常連さんが手配したチケットで入場してお茶屋さんに紹介してもらった方が何かと楽なのではないかと思います。

というのも、お茶屋さんからチケットを購入する場合、代金後払いになるケースがほとんどだからです。となると、当然のことながら信頼関係が重要です。そのため、親方や後援会を通さず常連さんを通じてお茶屋さんを利用するには、やはり一度は常連さんと一緒に行っておいた方が何かと楽になるはずです。

お茶屋さんの料金システム

意外に思われるかもしれませんが、お茶屋さんからチケットを購入する場合、その値段は通常の価格と同じです。

しかし現実的にはチケットだけを買うということはありませんし、チケットだけを売ってくれることは恐らくないかもしれません。

つまり必ずお弁当とお土産のセットを人数分頼む必要があるのです。

わたしの場合、いつも妻と2人で特別2人マスCを手配してもらっていますが、チケット代金だけなら1人あたり9500円です。そしてチケット代金の他にお弁当とお土産のセットをお願いして総額25000円です。2人だと50000円です。

この数字だけを見ると、やけに高い値段のセットだと思うかもしれません。

確かに安くないのは間違いないのですが、相撲案内所のHPに掲載されているお土産の横綱セットは11470円となっています。そして、その内容は

[お食事]幕の内弁当(上)、焼鳥(小)、袋物、菓子又は煎餅、あんみつ、甘栗(小)
[お飲物]缶ビール(350ml)、お茶
[お土産]陶器2,160円、菓子、煎餅それぞれ1,620円、パンフレット750円

となっています。

この横綱セットは主に不特定多数のHP経由のお客さん用ですので、発券されたチケットの裏に記載されているお茶屋さんから当日セットが渡されることになりますが、どのお茶屋さんの番号が記載されていたとしても同じ内容になっているはずです。

一方、お茶屋さんに直接手配してもらった場合には、お茶屋さんごとに内容が変わります。

わたしが日頃利用させていただいているお茶屋さんの場合ですと、お土産の内容に関してはほとんど同じだと思いますが、食事と飲み物の部分がかなり変わります。

具体的には先日観戦に行った際の食事では上記例に加えてサンドウィッチと枝豆、崎陽軒のシウマイでした。もしかしたら他にもまだ何かあったかもしれません。

飲み物に関しては、缶ビールが出ることはなく、ビールでしたら基本的に瓶ビールです。

そして、ここからが驚かれるところになるかもしれないのですが、幕の内弁当を除いて全ての食事や飲み物がフリーサービスなんです。

ビールにしても焼鳥にしてもなくなったら、いつでも好きなだけ追加で持ってきてくれるのです。

こう考えてみると、少なくともわたしと妻の場合、観戦の日は開場と同時に入場して結びの一番まで見てきますので、割に合わないということは絶対ありません。

出方さんとチップ

席についた後は基本的に同じ出方さんがこまめに注文を取りに来てくれます。

お茶屋さんには何人もの出方さんがいますが、席ごとに担当が決まっているようで他の出方さんとはお茶屋さんの店先や館内で顔を合わせることはあっても、自分の席に来てもらうことはほぼありません。

そのため、自分の担当になった出方さんには席まで案内(わたしの場合、いつも同じ席を取ってもらっているので、案内されるというよりは一緒に席に行く感じです)してもらったところでチップを渡します。

この時渡す金額は3000~5000円です。幅があるのは、その時の気分次第というところです(笑)。

大阪では出方さんが客席まで出向いて注文を取らないというスタイルのお茶屋さんがありますし、実際そのお茶屋さんを利用したこともありますが、本当に来ません。入場した際に、その日の席まで案内してもらったらそれで終わりです。そして、案内された時にお弁当やお土産を渡されますので、狭いマス席がさらに狭くなります。

その点、東京の場合でしたら、こまめに出方さんが注文を取りに来てくれますので、マス席内のスペースを有効活用することができます。席を離れて出待ちをしている時は、わざわざ出待ちをしているところを探し出して注文を取りに来てくれるほどです。

このようにして1日を楽しんで結びの一番が終わったら、お茶屋さんのところへ行って、その日のお土産をいただいて帰るというのが一般的な流れになっています。

お茶屋さんでのチケット購入

前述しましたが、お茶屋さんからチケットを購入するようになると激しいチケット争奪戦に参加する必要がなくなります。

最近では毎場所とも発売開始日に完売することが多いですが、もし発売開始日に仕事などの用事があったりすると争奪戦に参加することも出来ないということがありえますよね。

その点、お茶屋さんだとそのようなことに苦労することから開放されます。

さらには観戦に行った時に、次の東京場所のチケットの手配をお願いしておくことも可能なんです。「次の東京場所は何日目の、どの席」と伝えておけば確実に手配してもらえます。

いつも同じ日の同じ席を使っている場合でしたら、断らない限り、お互い何も言わなくても毎場所その日のその席のチケットを手に入れることが可能です。

わたしの場合、4人マスのスペースを2人分の値段で使うことの出来る特別2人マスCがお気に入りなので、いつも3日目のこの席を確保してもらっています。

この秋場所からは4日目も続けて観戦することにしましたので、今後は3日目と4日目に関しては常に同じ席を確保してもらえるようお願いしてあります。

ですから、観戦当日に入り口の左側にある案内所窓口というところへ行けば、お茶屋さんがチケットを持ってきてくれて、席に座って落ち着いたタイミングでチケット代金の支払いをするという流れになるのです。

お茶屋さんとは持ちつ持たれつの関係で

先日twitterにも書きましたが、4日目に観戦した際にお茶屋さんから「急にキャンセルが出てしまった2人マスAがあるんだけど、来てもらえないですか?」と頼まれました。

わたしはどうしても外せない用事があったので断ろうかと思ったのですが、妻は用事をキャンセルしてお茶屋さんに協力するとのこと。

やはりいつもお世話になっているお茶屋さんからの頼みだからこそ力になれる時は力になりたいものですね。

ところで、このキャンセルのお客さんですが、恐らく古くからの長い付き合いでお茶屋さんも頭が上がらないような上客か、もしくは一見さんだったのかなと思います。

ほぼ1週間前になってからのドタキャンはお茶屋さんにしてみたら迷惑きわまりないものですよね。

ちなみに妻は知人を誘って一緒に行けるようになりました。

やはりどこまで行っても人と人としてのお付き合い。来年初めて地方巡業の勧進元をするわたしと妻のために、このお茶屋さんではチケットの販売から当日のお土産の販売まで様々な面で協力していただけることになっています。

特にお土産の販売数の予測については、その道のプロですから本当に心強い存在です。

「儲けてもらって、それでまたチケット買ってもらって、そういうのでええんちゃいます?」

閉鎖的な村社会に似た相撲界とお茶屋さんの世界ですが、少しは村人認定されつつあるのかなと思う今日この頃です。

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コメント

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